3月19日、ソニー・インタラクティブエンタテイメントは、「PlayStation5」(以下、PS5)のハードウェア技術仕様についての動画を公開しました。
[adchord]動画のなかで、リードシステムアーキテクトであるマーク・サーニー(Mark Cerny)氏は、「超高速SSD」について説明。
PS5のSSDは少なくとも5GB/sで、PlayStation4(以下PS4)の50〜100倍もの帯域幅を実現。2GB分のデータ読み出しには、0.27秒しかかからないとのこと。ちなみに、PS4のHDDの読み出しの帯域幅は概ね50〜100MB/s程度。
SSD高速化実現のカギとなったのは以下の3点。
- PS5のSoC(System-on-a-Chip)内の「I/O Complex」内へ、解凍(データの展開)やDMA転送機能を搭載
- SSD内にカスタム化したフラッシュメモリコントローラーを搭載
- SSD内データは圧縮し保存
これらにより、さらに高速なデータ読み出しが可能になりました。
また、メモリシステムは容量16GBのGDDR6メモリを採用。 GPUは最大2.23GHz、CPUが最大3.5GHz。同時に両方が最高に達しないように、動作周波数を変えるとしています。
CPU | x86-64-AMD Ryzen™ “Zen 2” |
8コア / 16 スレッド | |
周波数:最大 3.5GHz まで可変 | |
GPU | AMD Radeon™ RDNA 2-based graphics engine(GeForce RTX2080相当) |
レイトレーシング アクセラレーション | |
周波数:最大 2.23GHz まで可変(10.3 TFLOPS) | |
システムメモリ | GDDR6 16GB |
バンド幅:448GB/s | |
SSD | 825GB |
読み込み速度:5.5GB/s(Raw) | |
PS5 ゲームディスク | Ultra HD Blu-ray™(100GBまで) |
映像出力 | 4K 120Hz TV、 8K TV、VRR 対応(HDMI2.1規格による) |
オーディオ | “Tempest” 3Dオーディオ技術 |
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