KDDIが2021年秋よりスタートする新料金システムの「povo2.0(ポヴォ)」について、ahamoやLINEMOに比べ、トッピングによる付帯式になっているため、少々わかりづらいというお声を聞くことがあります。
そこで、この記事では「povo2.0(ポヴォ)」のサービス概要から料金システム、移行にあたってのメリットを解説いたします。
「povo2.0(ポヴォ)」とは
「povo2.0(ポヴォ)」とは、KDDIが2021年3月23日から提供開始した「povo(ポヴォ)」の新料金バージョンとなります。
「povo2.0(ポヴォ)」の提供開始時期は9月下旬ごろを予定しております。
新料金バージョンを理解していただく前に「povo(ポヴォ)」とは一体なにか。
KDDIがオンライン専用プランするサービスで、実店舗での手続きやサポートを受けれない代わりに、価格をリーズナブルにするプランとなります。
「povo2,0(ポヴォ)」は、基本料0円のベースプランに、通話オプションやデータオプションを「トッピング」し、お客様一人一人に最適なご利用をしていただける特徴がございます。
「povo2.0(ポヴォ)」の料金システム
基本料金 |
データトッピング | 通話トッピング | コンテンツトッピング | |||
0円 | データ使い放題24時間 | 330円 |
5分以内国内通話 |
550円 | DAZN/ 7日間 |
760円 |
データ1GB追加/7日間 |
390円 | 国内通話かけ放題/月 | 1,650円 | smash/ 24時間 |
220円 | |
データ3GB追加/30日間 |
990円 | – | – | – | – | |
データ20GB追加/30日間 |
2,700円 | – | – | – | – | |
データ60GB追加/90日間 |
6,490円 | – | – | – | – | |
データ150GB追加/180日間 |
12,980円 | – | – | – | – |
上記表が、新プラン「povo2.0(ポヴォ)」の料金となります。
基本料金0円に対して、利用に合わせてトッピング式となり、イメージ例としては以下となります。
■ 1カ月間データ20~25GBの利用想定、5分かけ放題ありの場合
データトッピング60GB/90日間+5分以内国内通話かけ放題=1カ月間2,346円、3カ月間合計7,040円となります。
auで2021年12月15日に提供終了予定のぷりペイド式携帯電話によく似ています。
povo2.0(ポヴォ)へ移行するメリット
povoへ移行する際の最大のメリットはどんな点にあるでしょうか。
■ 5分間通話無料サービスの切離し
実際のところ、日常的に行う電話に関しては、通話料金無料のLINEの利用が一般化しています。従って、5分間の通話無料のために、550円を支払うのは損だという方が少なくありません。
■ 月間の締め日関係なくデータトッピングの利用
データ60GB追加/90日間のデータトッピングであれば、1カ月間実質2,163円となり、リーズナブルなプランです。
■テザリングオプションの利用は無料
auやソフトバンクは一部プランを除き、550円~1,100円のテザリングオプション料金がかかりますが、「povo2.0(ポヴォ)」であれば無料で利用できます。
■auおよびUQ mobileからの移行は各種手数料が無料
・契約事務手数料:povoを契約する際に発生する手数料
・契約解除料:povoを解約する際に発生する手数料
・au、UQ mobile、povo 3ブランド間の移行手数料
povo2.0(ポヴォ)のデメリット
■利用停止と契約解除
基本料金が0円は、最大のメリットとして、128kbpsの遅い通信速度だと0円利用できるが、180日間以上有料トッピングの購入がない場合は、利用停止、契約解除となることがあるため要注意です。
※ユニバーサルサービス利用料と電話リレーサービス料はかかります。
■支払い設定に限りがある
クレジットカードのみとなっており、それ以外だとauからの移行の場合に限り、既存のau回線の合算請求、KDDIまとめて請求が引き継げます。
povo2.0(ポヴォ)動作確認端末
今利用している機種をそのまま利用、中古スマホを購入といったときに「povo2.0(ポヴォ)」のサービスが使えないといったこともあります。
事前に以下サイトより、動作確認済み機種か調べておきましょう。
インターネット回線販売、携帯電話ショップスタッフの経験から役立つ情報を紹介していきます。