【楽天モバイル】4月8日始動開始/月々2,980円のプランのみ | 販売員が伝える通信インフラの総合情報サイト

楽天モバイルは4月8日(水)より提供開始するサービスを発表しました。
コロナウィルスの影響で、3月3日(火)15時よりライブストリーミングにてプレスカンファレンスが開催されました。

楽天株式会社の代表取締役会長兼社長である三木谷浩史氏は『モバイルネットワークの民主化』をテーマに世界初の衛星通信ネットワークを実現させようとしています。
それでは、今回発表された内容を解説していきます。

楽天モバイルとAST社
楽天モバイルの成長戦略
楽天モバイルのエリア
楽天モバイルの料金プラン
申し込みキャンペーン

楽天モバイルとAST社

「世界初、スマートフォンで利用可能な宇宙空間上の衛星通信ネットワークを構築」

楽天モバイルは、今回の発表でAST＆Science社へリードインベスター(投資する中で最も多額)として20%出資したと発表されました。

AST＆Science社は衛星通信事業を展開するテキサス州ミッドランドに本社を置く企業で、衛星を用いた「SpaceMobeile」と呼ばれるモバイルブロードバンド網を構築しようとしています。
AST＆Science社の創業者兼CEOのAbele Avellanによると、同社の通信ネットワークは地球上のあらゆる場所で携帯電話端末を利用可能にすることを目指します。
同社は2019年4月に衛星のプロトタイプを打ち上げ、通信テストを成功させています。

これらの衛星通信が実現することで、従来では衛星から基地局を介して携帯電話端末へ通信を行っていましたが、SpaceMobileと呼ばれる強力名ネットワークは地上、海上、飛行中、地球上のあらゆる場所で衛星から直接4G/5Gの速度で提供されます。

すなわち緊急事態、自然災害時などでも常に通信ネットワークを確保できるようになるわけです。

楽天モバイルの成長戦略

楽天の会員ベースを元に楽天モバイルへ加入促進をするとのこと。

楽天モバイルのエリア

楽天モバイルは、東京都/神奈川県/千葉県/埼玉県/愛知県/大阪府/京都府/兵庫県などの一部地域にて基地局を展開しており、その他の地域はパートナー企業のKDDIの基地局を借りています。

楽天モバイルのネットワーク本部副本部長兼技術戦略部長の内田信行氏によれば、基地局の開設は計画を大幅に前倒しで進行しており、衛星からはビームフォーミングで提供するとのことで楽天モバイルの地上基地局がないエリアをカバーすることが想定されています。

大都市のエリアは、自社の基地局を利用し、地方のエリアや基地局のないエリア、カバーエリア対象外の場所で、AST＆Science社の低軌道衛星でカバーするとのことです。

楽天モバイルの料金プラン

楽天モバイルのプランは、「Rakuten UN-LIMIT」の1つのみとなります。
月額料金は2,980円(税別)で、楽天回線エリア内であれば完全データ使い放題、その他のエリアでは2GB/月となります。
通話に関しては、「Rakuten Link」の利用で国内通話かけ放題となっており、海外通話に関しては別途980円/月でかけ放題です。

Line通話などとは違い、「Rakuten Link」同士でなくても可能とのことです。

「Rakuten Link」は十数機種の対応スマートフォンを用意していますが、それらは全てAndroidスマートフォンで、iPhoneは含まれていません。
そのため、「Rakuten Link」を利用するにはスマートフォンを買い替える必要があるかもしれません。