モデムから無線化した電波を飛ばす機器「Wi-Fiルーター」。
実はこちらの機器も寿命というものが存在します。
そこで、寿命についての解説と買い換える必要性があるのかについて記事にしていきます。
Wi-Fiルーターの寿命その1【規格寿命と本体寿命】
工業製品として、本体の性能が正常に使用できる規格寿命。ルーター本体の耐久性を基準とした本体寿命。
規格寿命とは、無線LAN規格の性能を指し、新しい規格が出るたびに寿命を迎えます。スマートフォンでいうと、アップデートでOSが進化することにあたります。
2~6年の間で新しい無線LAN規格が登場すると言われています。
発売から2~6年を過ぎるとWi-Fiルーターを製造しているメーカー側でも新しい通信スタイルを確立できなくなるため工業製品としての寿命は終えたとみなし、新しいモデルについていくことができないルーターであると認識されます。
性能にこだわりがない方は、特に気にする必要はないかもしれません。
本体寿命とは、電化製品と同じようなイメージですが、その製品が性能を基準とせず、何年間使用することができるかを指します。一般的には4~5年ほどでなんらかの故障や不具合が生じると言われています。
Wi-Fiルーターの寿命その2【セキュリティの寿命】
Wi-Fiルーターが登場した際、セキュリティチップとして搭載されている部品がセキュリティの寿命を妨げるため、新しく買い替えるという方法でしか対応できません。
一応、ルーターはアップデートをするという手法でセキュリティ関連の機能強化を図れるのですが、中には搭載されているチップ自体が、それ以上のアップデートをできないものもあり、そうした場合は残念ながら新しいWi-Fiルーターを買い換えるしかありません。
このことから、Wi-Fiルーター群を買い換える必要性を、Wi-Fiルーターは家電製品ではなく、インターネットに繋げるための周辺機器という部類に当たるため、冷蔵庫などの商品のように長期保証という制度を家電販売店があまり行っていないのはそうしたWi-Fiルーターは寿命が長い商品ではないという特性から長い間商品を保証しないのです。
Wi-Fiルーターで知られているバッファローなどは、メーカー側が保証できる期間を商品発売から3年までとしており、それを超えた場合、メーカー側は商品自体のアップデートを行わなくなり、新しい商品を生み出す方向に力を入れます。
その為、メーカー側が3年おきに新商品のWi-Fiルーターを発売するのはそうした理由から新商品のWi-Fiルーターを販売するのです。では、Wi-Fiルーターを買い換えなかった場合どうなるかです。
Wi-Fiルーターを買い換えなかった時のリスク
通信速度がだんだんと遅くなります。
その理由は、Wi-Fiの通信方式が今の主流と当時の支流と合わなくなるが故、速度低下を起こしたり、セキュリティの暗号化が単純すぎて簡単に突破されてしまうという問題が生まれます。
できるだけ3年おきに新しいWi-Fiルーターを探すようにしていくのが望ましいのです。
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