スマートフォンを買い替えたい!でも、専門用語ばかりで他機種と何が違うのか全然わからない…。
気になるスマートフォン情報を調べても、わからない言葉ばかり。「CPUは〜」とか「OSが〜」とか書いてあるけど、どういう意味なの?結局よくわからないまま購入…。
こういう経験をしたことはありませんか?私は何度もあります。
スマートフォンって専門用語が多くて違いがわからないですよね。でも、高い買い物だからほんとは妥協したくない。ちゃんと理解してから購入したい!
そんな方のために、専門用語をわかりやす〜く解説します。
OS
OS(オーエス)とは、「Operating System(オペレーティングシステム)」の略で、スマートフォンを動かすための基本的なソフトウェアのこと。土台のようなものですね。
スマートフォンでは主に「Android」と「iOS」が使用されています。「Android」はGoogle社、「iOS」はアップル社が開発したOS。「iOS」はiPhoneやiPadなどのApple製品にのみに使用でき、ほかの会社は利用できません。
つまり、iPhone購入を検討している人は必然的にOSが「iOS」となります。
「iOS」の周辺機器はとても充実しており、ワイヤレスイヤフォン・ケーブルなど種類が豊富!
こちらの記事でワイヤレスイヤフォンについて紹介しています。
AirPods Proを使った感想を記事にまとめました。こちらも合わせてどうぞ!
逆に、Google社開発の「Android」は機種を限定することなく導入できるOS。そのため、iPhone以外のほとんどのスマートフォンには「Android」のOSが搭載されています。
「Android」はカスタマイズがしやすく、ボタン配置やホーム画面などを自分なりに変更可能。オリジナリティを出したい!自分の使いやすいようにしたい!など自由度重視の方は、「Android」搭載スマートフォンがおすすめです。
CPU
「CPU(シーピーユー)」とは「Central Processing Unit(セントラルプロセッシングユニット)」の略です。ほかにも「マイクロプロセッサ」「チップ」などと呼ばれます。
CPUは人間で例えると脳のようなもの。性能が高ければ高いほど、アプリの動作・ネットサーフィン・動画の視聴・テキストファイルの編集の処理を短時間で行ってくれます。
また、性能や開発によって名称が変えられているのもCPUの特徴の一つ。「Aシリーズ」はiPhone、「Snapdragon」はAQUOSシリーズなど、CPUと表現はしていないんです。
開発会社別CPU名称
- Aシリーズ:iPhone
- kirin:HUAWEI
- Snapdragon:Xperiaシリーズ、AQUOSシリーズ、Galaxyシリーズなど
性能を調べたときCPUを見ればどの程度のものかわかるほど、スマートフォンの性能はCPUによるものが大きく、その性能は「クロック周波数」と「コア数」によって決まります。
[adchord]クロック周波数
「クロック周波数」は頭の回転数のようなもの。クロック数とも呼ばれ、CPUの1秒間で処理する回数を「Hz(ヘルツ)」という単位で表します。「クロック周波数」は数値が大きいほど処理性能が高く、同時に複数の処理を高速で行なえます。
ちょっとわかりにくいですよね…。
例えば、今から掃除をするとします。テキパキと掃除しますか?それとも、ノロノロと掃除しますか?
「クロック周波数の数値が大きい」は「テキパキ掃除をする」ことと同じです。テキパキ掃除すれば、短時間で部屋中が綺麗になりますよね。「テキパキ=数値が大きい」と考えてください。
逆に、「ノロノロと掃除をする」とどうなるでしょう?部屋を綺麗にするまでにかなり時間がかかってしまいますよね。ノロノロとすればするほど、掃除は終わりません。「クロック周波数の数値が低い」というのは「ノロノロと掃除をする」ことなんです。
[adchord]コア数
コアは、CPUの中心部分であり、実際の処理を担っている場所。「コア数」が多ければ多いほど、同時にこなす処理の量が多くなります。これも掃除で例えますね。
「たった一人で掃除をする場合」と、「複数人で掃除をする場合」で説明します。先に部屋が綺麗になるのはどちらでしょうか?もちろん「複数人で掃除をする」ですよね。「コア数が多い」は「複数人で掃除をする」と同じ。人数が多ければ多いほど、掃除はすぐに終わります。つまり、コア数が多いんですね。
ちなみに、コア数にはそれぞれ名前がつけられています。
- デュアルコア:2コア
- クアッドコア:4コア
- ヘキサコア:6コア
- オクタコア:8コア
- デカコア:10コア
RAM
「RAM」は、「Random Access Memory(ランダムアクセスメモリー)」の略で、「CPU」に次いで動作面の影響を与えるうえで重要なパーツなんです。なぜかというと、「CPU」が処理を快適に行うためのスペースを提供する役割を持っているから。
ちなみに、「RAM」はパソコンでいうところの「メモリ」と同じ。
「メモリってなに?」と疑問をお持ちの方に説明すると、「机の広さ」と考えてもらうとわかりやすいです。
広い机にはたくさん物が置けますよね?ノートやペン、本などなど…。置く場所があるので、わざわざ片付ける必要もありません。本を読んだあとすぐにノートとペンを使うことだってできます。
でも、机が狭いとどうなるでしょう?本が置けない…ノートやペンしか置けない…という状況になってしまうかもしれません。あなたが「スマートフォンの動作が重い」と感じているなら、スマートフォンの中は狭い机で本を出し入れ作業をしていると考えてください。
最初に、「RAMはCPUが処理を快適に行うためのスペースを提供する役割を持っている」と説明しました。これはつまり、「高性能な脳(CPU)を動かすために、広い机(RAM)が必要」という意味。机が広ければ広いほど、高性能な脳はスムーズに作業ができます。
これが「メモリ=RAM」の役割です。
ROM
「ROM」は、「Read Only Memory(リードオンリーメモリー)」の略。スマートフォンでは「内部ストレージ」「容量」の意味として使われます。
ゲームやアプリの写真、電話帳、音楽、ビデオ、メールなど様々なデータを保存する場所が、このROM。
ROMの容量は64GB、256GBなどスマートフォンごとに決められていて、数値が大きければ大きいほど、写真や動画などの重いデータも撮影やダウンロードが可能に。アプリをたくさんダウンロードしたい人、写真や動画をたくさん撮る人はROM容量が大きいスマートフォンがおすすめです。
ちなみにmicroSDなどの外部メモリにデータを移動させれば、スマートフォン本体に空き容量ができます。より多くのデータ利用が可能なので、すぐにスマートフォンの容量がいっぱいになってしまうという人はmicroSDの購入もおすすめ。
まとめ
スマートフォンのスペックは専門用語がなかなか理解しづらいです。私もなるほど!となるまで時間がかかりました。
毎日使うものだからこそ、自分に合ったスマートフォンを買いたいですよね。スマートフォン選びの手助けができていたら嬉しいです。
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