SIMフリー端末に今契約している格安SIMを入れよう!
そう思った時、ネックになってくるのがSIMカードのサイズです。
今回は、SIMカードのサイズを確認する方法と、SIMフリー端末に今お持ちのSIMカードを挿して利用する際の注意点をご紹介します。
まず、SIMカードとは?
格安SIMを契約して、はじめてSIMカードの存在を知ったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
改めて、SIMカードとはスマホに必ず装着されている小さなICカードのことです。
スマホの新規契約をすると、携帯電話会社は新しいSIMカードを発行します。SIMカードには
- キャリアの電波を受信する
- 電話番号やメールアドレスなど利用者の情報を記録する
という二つの機能があります。ゲーム機に例えると、同じゲームボーイでも、差し込むソフトによって遊べるゲームが変わりますよね。SIMカードとスマホ本体もそんな感じです。
スマホ本体にデータが入っているわけではないので、スマホ本体にSIMカードを差し込んで利用するということができるというわけです。
SIMカードはサイズによって違う
SIMカードにはサイズがあることをご存知でしたか?SIMカードと端末のカード挿入口のサイズが合っていないと、新しいスマホにSIMカードを入れて使おうと思ったのに対応していない!ということが起こってしまうんです。
サイズによって3種類+1種類のSIMカードをご紹介します。
SIMカードの種類
標準SIM
サイズ | 25mm×12mm |
対応機種 | iPhone3以前 |
・最近ではほとんど使われていません!
micro SIM
サイズ | 15mm×12mm |
対応機種 | iPhone4 Zen Fone4など |
・2012~16年ごろのAndroidや格安スマホに多く使われています。デュアルSIMではnanoSIMとmicroSIMの2つのSIMを使うというケースもあります。
nano SIM
サイズ | 12,3mm×8,8mm |
対応機種 | iPhone Xperia arrows AQUOS HUAWEI Galazy など |
現在のスマートフォンに使われているSIMカードはほとんどこれです。
マルチSIM
サイズ | なし |
対応機種 | iPhone Xperia arrows AQUOS HUAWEI Galazy など |
au回線系の格安SIMが提供する、全てのサイズに対応したSIMです。台紙から取り外す際に、任意のSIMサイズに切り取ることができます。
LTE網を利用する高音質通話規格の「VoLTE」をサポートするSIMで、そのため原則として、VoLTE対応の機種でないと利用することができません。
マルチSIMはUQモバイルやMineoなど、KDDI系列の格安SIMで取り扱われています。
SIMカードのサイズの確かめ方!
最近のスマホだとほとんどnano SIMだ、ということもあると思いますが、念のため自分のSIMカードのサイズを実際に確認してみましょう。
スマホの説明書や公式サイトをチェック
スマホの説明書を見てしまうのが一番早いですね。もし説明書がないという場合は公式サイトをチェックしましょう。
「SIMカードスロット」や「対応SIM」を見れば、対応したSIMカードが書かれています。
実際にSIMカードを取り出す
一番確実なのは、SIMカードを実際に取り出しての、目視での確認です。すでに確認ができていても、SIMカード差し替えの際にSIMの取り出しが必要ですよね。
iPhoneの場合
Phoneは端末の側面に小さな穴が開いています。その穴にSIMピンと呼ばれるiPhone付属の工具で軽く力を入れながら押し込めば、SIMスロットが飛び出します。
SIMピンがない場合は、安全ピンやクリップなどでも取り出すことができます。
androidの場合
AndroidもiPhoneと同じく、側面に穴が空いておりSIMピンを挿して取り出すのが一般的です。
しかし一部の裏蓋がプラスチックになっている古い機種では、カバーを外す仕様になっていることがほとんどです。
このカバーは、コツを掴まないと結構開けるのに苦戦します。
開け方ですが、裏蓋の凹みに爪を入れカバーを外すのではなく、爪を横にスライドさせるのがポイントです。
[adchord]SIMカードのサイズが合ってなかったら?
確認してみたところ、自分のスマホとSIMのサイズが違った!そんな時の対策をご紹介します。
キャリアでSIMカードを変えてもらう
有料ですが、自分の利用しているキャリアに問い合わせるとSIMカードを変えてもらえます。手数料は3000円ほどです。ショップ、ネット両方で受けつけていますが、ショップに直接行く場合は
- これから利用するスマホ
- 本人確認書類
この二つを持っていきましょう。
自力でもSIMカードのサイズを変更することができます!
基本的にSIMカードは、キャリアで変えてもらうものですが、どうしてお金をかけたくない、という方のために自力でSIMカードのサイズを変更する方法をご紹介します。
ですが、正規の方法ではないということをご留意ください。
小さいSIM→大きいSIMに変更
家電量販店や通販などで、SIMカードアダプタが販売されています。nanoSIMカード(小さいカード)をはめ込むだけでmicroSIMカードの大きさに変更できます。
大きいSIM→小さいSIMに変更
こちらも家電量販店や通販で販売されている、SIMカッターを使ってSIMカードを適切な大きさまで切ってしまうという方法があります。
しかし、切りすぎてしまうとSIMカードが使えなくなる、すると破損ということになりキャリアに対して罰金を払わなくてはいけない、などのリスクが生じます。
おわりに
昔は携帯端末と契約はセットであることが多かったですよね。
そのため、新規で携帯を契約したいけど本体代金が高い、自分の契約しているキャリアに欲しい端末がない、など悩んだ方もいらっしゃると思います。
ですが、SIMだけの契約+端末を自分で選ぶ、ということができるようになったおかげで一気に選択肢が増えました。
節約やたくさんのデータ利用など、自分に合ったスマホライフを送れるよう工夫してみてくださいね。
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